「モーセは神に申し上げた。「私はいったい何者なのでしょう。パロのもとに行ってイスラエル人をエジプトから連れ出さなければならないとは。」」(11節)
若い時、正義感のゆえに大失敗を犯したモーセは、同胞のイスラエル人、そして、パロから逃げるようにひっそりとミデヤンの地で羊飼いの仕事をしていました。そんな彼のもとに主が来られて言いました。
「今、行け。わたしはあなたをパロのもとに遣わそう。わたしの民イスラエル人をエジプトから連れ出せ。」(10節)
モーセにしてみれば、
「神様、人選を間違えていませんか?私は大失敗をして、彼らから逃げて、ここにいるんですよ。」
というところでした。しかし、神様は、そんな
「私はいったい何者なのでしょう。」
と言うモーセを用いられました。
神様が用いられるのは砕かれた器です。
失敗は終わりではなく始まりです。
モーセのように今与えられていることに謙虚に仕えていきましょう。