「私たちは、もっぱら祈りとみことばの奉仕に励むことにします。」(4節)
ユージーン・ピーターソンという学者は言います。
「教会の中に罪があるので、教会に問題を抱えない人はいません。しかし、他にクリスチャンがいる場所はありません。」
教会における人間関係の摩擦は、残念ながら避けられないものなのだと思います。教会が誕生してすぐ信徒の中に対立が生まれました。使徒(教職者)たちは、聖霊に満ちた評判の良い信徒リーダーたちにこの問題を委ねて、自分たちは祈りとみことばの奉仕に専心することにしました。
教会は気をつけないと、「祈りとみことば」の時間よりも、「会議(議論)」をする場になりかねないからだと思われます。
教会はまず何よりも、祈りの場でなければなりません。
聖書の御言葉が語られ、聖書を共に読み、学ぶ場でなければなりません。
問題に対処することに追われるならば、本来あるべき姿を見失ってしまいます。
「祈りとみことば」が教会のあるべき姿です。