士師記 12章

「エフライム人が集まって、ツァフォンへ進んだとき、彼らはエフタに言った。『なぜ、あなたは、あなたとともに行くように私たちに呼びかけずに、進んで行ってアモン人と戦ったのか。私たちはあなたの家をあなたもろとも火で焼き払う。』」(1節)

アモン人の圧迫を受け、愚かな誓願を立ててまで戦い、勝利を手にしたエフタに、その犠牲も考慮せずにエフライム人たちは苦情を言い、責め、脅迫しました。エフライムはイスラエルの中心的な部族であり、リーダーという自負があったからです。エフタは答えました。

「あなたがたには召集をかけましたよ。しかし、駆けつけてはくれなかったじゃないですか。助けて欲しかった時に助けてくれなかったのですよ。」(2,3節LB)

助けて欲しい時に助けもせずに文句だけ言うのは間違っています。

「互いに愛し合わず、いつもいがみ合ったり、非難し合ったりしているなら、結局、共倒れになってしまいます。気をつけなさい。」(ガラテヤ5:15LB)

今日は主の日です。共に主に礼拝を捧げましょう。

士師記 11章

「エフタは主に誓願を立てて言った。『もしあなたが確かにアモン人を私の手に与えてくださるなら、私がアモン人のところから無事に帰って来たとき、私の家の戸口から私を迎えに出て来る、その者を主のものといたします。私はその者を全焼のいけにえとしてささげます。』」(30,31節)

エフタのこの愚かな誓願は、聖書の中でこれに類するような記述がないので問題になります。もっともレビ記27章を見ると、「千五百円」(5節LB)を代わりに支払えば良かったはずですが、聖書を学ばなかったのか、その知識がなかったことは明らかです。いずれにせよ、イエス様は言われました。

「ただ『はい、そうします』とか、『いいえ、そうしません』とだけ言いなさい。それで十分です。誓いを立てることで約束を信じてもらおうとするのは、悪いことです。」(マタイ5:37LB)

祈る時に軽率に誓う必要はありません。ただイエス様の御名によって祈ればよいのです。