「このように、ヨタムは勢力を増し加えた。彼が、彼の神、主の前に、自分の道を確かなものとしたからである。」(6節)
ヨタム王は、父ウジヤ王のように、主の目にかなうことを行う王でした。しかも、ウジヤ王のように傲慢になって自分の分を超えることもしませんでした。LBは、
「王は神様の道を踏みはずすまいと注意したので、勢力を増し加えました。」
と訳しています。
「神の道を踏み外すまい」
と注意すること、心に決めることは、私たちの人生の力となります。
当時、
「民はなお滅びに向かっていた」(2節)
とあるように、彼の周りには神に背を向け続けている人々がいました。長い物に巻かれることは容易いことです。彼は、注意して、その流れに逆らっても、
「神の道を踏み外すまい」
と生きたと言います。それが、彼の力の秘密であり、彼が勢力を増し加えた秘訣であったことを、私たちは心に留めたいと思います。