「しかも、あなたは神を見ることができないと言っている。訴えは神の前にある。あなたは神を待て。」(14節)
この世の不条理に対して、神の不在を哲学者は主張して来ました。人々は抑圧されて叫び声を上げてきました。エリフは言います。
「神にこう問いかけたところで、神は、抑圧する者にすぐさま報復してくれるわけではない。」(12節LB)
しかし、エリフは哲学者たちと違い、ここでは終わりません。
「かといって、神がこのような叫びに耳をふさいでいると思うのは間違いだ。神は事の成り行きを見ていないと考えるのは、いっそう大きな間違いだ。神を待ち望みさえすれば、正しいさばきをしてくださる。神が怒ってすぐ罰しないからといって、大声を上げて神にかみついてはいけない。」(13-15節LB)
私たちは神ではありませんし、神になることも絶対にありません。神は善にして善を行われるお方です。私たちはあきらめずに神を待ち望む姿勢が必要です。神は生きておられます。