「どうして、人が神の前に正しくありえよう。どうして、女から生まれた者が清くありえよう。」(4節)
ビルダデのポイントは、
「そもそも人間だから正しくない。ヨブに非があるからこれらのことが起こったのだ」
ということです。因果応報の擁護です。しかし、ヨブ以上に苦難を受けられたイエス・キリストは、正しくなかったから苦しみを受けられたわけではありません。そのようにとらえようと試みるヨブの友人たちの声に、私たちは騙されてはいけません。神の御子イエス・キリストは、女から生まれた者となられましたが清いお方でした。神を因果応報の箱の中に閉じ込めておくのは不可能なことです。ビルダデの質問の答えは、イエス・キリストの十字架の御業によって完全に覆りました。聖書は答えます。
「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」(Ⅰヨハネ1:9)