「おまえはいつまでも敵意を抱き、イスラエル人が災難に会うとき、彼らの最後の刑罰の時、彼らを剣に渡した。」(5節)
セイル山に住んでいた人々とはエドム人のことです。彼らはイスラエルの民がエジプトから約束の地に向かう途中でもその道をさえぎり、数々の嫌がらせを行いました。この箇所にも記されているようにイスラエルを憎み続けたのです。それは世代が代わってもなお受け継がれ、ついにはバビロンが南ユダ王国を攻撃した際、その混乱に乗じて多くの痛みをもたらしました。彼らの動機は、憎しみ、敵意であり、徹底的にイスラエル人を苦しめました。しかし、彼らの憎しみは、憎む相手だけではなく、自分自身にも破壊をもたらしました。神様は私たちがいつまでも敵意を抱くことはやめなさいと言われます。敵意は私たち自身を破滅に追いやるからです。十字架によって敵意を廃棄されたイエス様(エペソ2:15)を見上げることができますように。