「金持ちが神の国にはいるよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい。」(10:25)
富んでいる人は神に祝福されている人だと、当時の人は判断しました。そして、貧しい人は、何か問題がある人と裁いていました。つまり、今日の箇所のイエス様の発言は、目の前の状況を、私たちが自分勝手な憶測で判断して、祝福されているとか、祝福されていないとか、言ってはいけないということが込められています。あくまでも、祝福は神の領域ということです。それでイエス様は続けて言います。
「それは人にはできないことですが、神は、そうではありません。どんなことでも、神にはできるのです。」(27節)
私たちは、その人の一時的な状況で判断して、祝福されているとか、祝福されていないとか、言うべきではありません。今、富んでいるから祝福されているとは限りません。今、貧しいからといって祝福されてないとは限りません。