「あなたがたがこれらのことを知っているのなら、それを行なうときに、あなたがたは祝福されるのです。」(13:17)
イエス様が十字架にかかられる直前にしたことは、弟子たちの足を洗うことでした。それは、
「模範を示した」(15節)
とイエス様は言われました。つまり、キリスト者は批判し合うのではなく、互いに足を洗い合う群れとなるべきだと言われたのです。他者の汚れを指摘し合うのではなく、洗い合うべきだと言われたのです。残念ながらキリスト教会の二千年の歴史を振り返ると、必ずしもそうであったとは言えません。分裂に分裂を重ねた歴史は、自分の正義を貫いた結果ですが、それはイエス様の願っていた教会像とはかけ離れたものだったことを自覚する必要があります。
「それを行なうときに、あなたがたは祝福されるのです。」
とイエス様は言われました。自分の正義や批判ではなく、愛と赦しを選ぶことができますように。