「五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。」(2:1)
「五旬節」が原文のギリシア語でペンテコステになります。ペンテコステの特徴は、「皆が同じ場所に集まっていた」(新改訳二〇一七)。二〇世紀初頭にアメリカ、ロサンジェルスのアズサ・ストリートで起きた出来事もまさにこれでした。黒人も白人もアジア人も、男性も女性も皆が同じ場所に集まり、聖霊に満たされる体験をしました。今も、世界各地でリバイバルと呼ばれる現象が起きる時はいつも、教団教派の壁を越え、民族主義の壁も越え、キリストにあって同じ場所に集まって、神様の素晴らしい御業を体験しています。「大事なことはキリストの御名がこの日本で崇められることである」と六〇年ほど前にオランダの神学者は日本の教会に訴えました。私たちもその日を夢見て、本質は一致、本質以外は寛容、すべてのことは愛をもって協力し合っていくことができますように。