「主イエスにあって、私が知り、また確信していることは、それ自体で汚れているものは何一つないということです。ただ、これは汚れていると認める人にとっては、それは汚れたものなのです。」(14:14)
ユダヤ教ではコーシェル、イスラム教ではハラールという食べて良い食品があります。それ以外は、宗教的に不浄な食物として、食べてはいけないとされます。しかし聖書は、
「それ自体で汚れているものは何一つありません」(新改訳二〇一七)
と言います。あくまでも、配慮の問題だけだと言います。食物規定よりも気をつけなければならないことは、批判し合うことだと言います。使徒パウロの嘆願は切実です。
「キリストが代わりに死んでくださったほどの人を、あなたの食べ物のことで、滅ぼさないでください。」(14:15)