「私は苦しみの中に主を呼び求め、助けを求めてわが神に叫んだ。主はその宮で私の声を聞かれ、御前に助けを求めた私の叫びは、御耳に届いた」(18:6)
この箇所は、ダビデが晩年、自分の生涯を回顧して記した詩篇だと言われています。彼の人生は波乱万丈でした。サウル王に命を狙われたり、息子のアブサロムに命を狙われたり。また、ダビデが洞窟の中に隠れていた時に集まった人々は、不満を抱いている人たちでした。しかし、そんな中で彼は人生の秘訣を見出しました。それは、主を呼び求めること、祈ることでした。壁にぶつかった時、クリスチャンは祈ります。祈ることができることは幸せです。苦しみがなくても祈ることは大事ですが、人は追い込まれないと祈れないところがあるのもまた事実だと思います。祈りに追い込まれることは神が本当に生きておられるということを体験するチャンスでもあります。