「みなイエスを見ておびえてしまったのである。そこで、イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。」(6:50)
イエスは今日も
「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない。」
と、おっしゃられます。
私たちは、弟子たちと同じように、数々の主の恵みを忘れ、不安や恐れという向かい風のために漕ぎあぐねているように感じることが多々あります。
そんな時は、イエスを認識することも、存在を感じることもできないかもしれません。
弟子たちは、イエスを「幽霊」(49節)と思ったとあります。
幽霊と訳された単語は「ファンタジー」(空想、幻想)の語源となった言葉です。
人生の嵐の中で、イエスの存在が、空想話のように感じてしまう、たわごとのように感じてしまう、そんな時があると思います。
それでも、イエスの存在を認め、歓迎する時、風はやみ、前進する自分を見ることができます。