「まことに神はいつくしみ深い。イスラエルに心の清らかな人たちに。」(73:1)
「いつくしみ深い」と訳された単語は、英語のGOODにあたる「良い」(トーヴ)という言葉です。
28節の「幸せ」も同じです。
詩人が語る土台的真理は「神は良いお方」。
私たちの人生には理解できないことがたくさんあります。
この世界が崩れ落ちていくように見えても、混乱してしまったとしても、この土台的真理「神は良いお方」を心に留める必要があります。
苦しみの中で私たちはまったく逆に考えてしまいます。
「もし、神が力あるお方ならば、どうしてこんなことが起るのか?」
詩人も同じような悩みを体験しながら、神の臨在の中で目が開かれます。
「やがて私の体は衰え、気力も弱ります。しかし神は、いつまでも変わらず、心の支えとなってくださいます。」(26節LB)
神が、万事を益としてくださることをいつも覚えることができますように。