「イエスは人々に向かって話し始められた。「あなたがたが耳にしたとおり、今日、この聖書のことばが実現しました。」」(4:21)
イエス様が故郷のナザレの会堂で開かれた箇所はイザヤ書61章でした。
その後半部分には
「主の恵みの年、われらの神の復讐の日を告げ」(2節)
とあります。
ローマ帝国の支配下にあった当時のイスラエルの人々にとってみれば、
「神の復讐の日を告げ」
という部分が大切な一節でした。
しかし、イエス様はあえてその手前で
「巻物を巻き、係りの者に渡して座られた。」(20節)
と言います。
イエス様が実現されたのは、復讐の日のメッセージではなく、恵みの年のメッセージだったからです。
聖書は言います。
「主は、・・・だれも滅びることがなく、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。しかし、主の日は盗人のようにやって来ます。」(2ペテロ3:9,10)
今日は主の日。共に礼拝を捧げましょう。