ヨハネ第一 4:7-15

「私たちは、御父が御子を世の救い主として遣わされたのを見て、その証しをしています。」(4:14)

クリスマス、それは、神がひとり子を世の救い主として遣わされたことを、全世界に伝える日です。

父なる神は、子なる神によって「いのちのことば」(1:1)、「永遠のいのち」(1:2)を啓示されました。

すべての罪から私たちをきよめ」(1:7)てくださいました。

とりなしてくださる方」(2:1)、模範(2:6)を与えてくださいました。

悪魔のわざを打ち破るために」(3:8)、そして、「私たちにいのちを得させて」くださるために、救い主イエス・キリストは生まれました。

イエスを神の子と信じ、それをはっきり告白する人のうちには、神が生きておられます。そして、その人も神と共に歩んでいるのです。」(15節LB)

一人でも多くの人がクリスマスの主人公である救い主イエス・キリストを神の子と信じることができるように、伝えていくことができますように。

箴言 28:15-28

「自分の心に頼る者は愚かな者、知恵をもって歩む者は救われる。」(28:26)

自分の心に従って生きることを勧める人がいます。

しかし聖書は、それは愚かな生き方だと言います。

なぜなら、

「人の心は何よりもねじ曲がっている。それは癒やしがたい。だれが、それを知り尽くすことができるだろうか。」(エレミヤ17:9)

聖書は言います。

「自分に頼るのは愚かですが、神の知恵に頼れば安全です。」(LB)

また、メッセージ訳ではこのように訳しています。

「もし自分が全てを知っていると思うなら、それは間違いなく愚か者です。本当の生存者(サバイバー)は他者から知恵を学びます。」

私たちは霊的に孤立しないように気をつける必要があります。

キリスト者の完全は、互いの欠けを補い合うことであり、私たちは信仰の家族を必要としています。

共に聖書の御言葉に耳を傾け、互いに祈り合うことも大切です。

成熟した大人として自立することは大事ですが、それは、自分を過信することとは違います。

箴言 28:1-14

「悪しき者は、追う者もいないのに逃げるが、正しい人は若獅子のように頼もしい。」(28:1)

今日の箇所は、私たちが築き上げるべき教会の三つの姿が描かれています。

一つ目は「大胆な教会」。

「悪者は追われもしないのに逃げ回りますが、神を恐れる人に怖いものはありません。」(LB)

信仰に生きる教会は「ライオンのように大胆」(MSG)です。

二つ目は「よく導かれた教会」。

「混沌(カオス)の中にある国は全員が修正計画を持っている。しかし、物事を正すには、真の理解あるリーダーが必要だ。」(2節MSG)

口では誰でもどんなことでも言えます。

真のリーダーである聖霊様の導きに従う姿勢が必要です。

三つ目は「わきまえる教会」。

「悪人は、正しいことをするのがどんなに大切なことかわかりませんが、主の教えを守ろうとする人は、それがよくわかっています。」(5節LB)

聖書の教えに平気で文句を言う「悪者と戦うこと」(4節LB)。

聖書が最高権威です。

箴言 27:13-27

「顔が、水に映る顔と同じであるように、人の心は、その人に映る。」(27:19)

「人の心は、その人に映る」が何を意味するか、様々な可能性があります。

「その人」が誰であるかで解釈が変わります。

自分の心が、自分が見ている人に映ると理解できます。

よく言われることは、自分が嫌っている人は自分とよく似ている人だということです。

自分を見ているようで癇に障ると言うのです。

多くの場合、問題は他者ではなく、自分の心の中にあるということです。

また、聖書は言います。

「人は、称賛を浴びるときに試されます。」(21節LB)

信仰の人は、どんな成功も神が第一の理由であることを理解しています。

神が賜物を与え、機会を与える方であることを知っているからです。

ですから、他人から称賛される時、神にすべての栄光を帰します。

神の栄光を自分のものにしてはいけません。

恥は我がもの栄光は主のものです。

主に栄光を帰しましょう。

箴言 27:1-12

「自分の口でではなく、ほかの者にあなたをほめさせよ。自分の唇でではなく、よその人によって。」(27:2)

英語圏ではよく、喜び(JOY)は、Jesus(イエス様)、他者(Others)、あなた(You)という優先順位にする時にもたらされると言います。

使徒パウロもこのように勧めています。

「何事も利己的な思いや虚栄からするのではなく、へりくだって、互いに人を自分よりすぐれた者と思いなさい。それぞれ、自分のことだけでなく、ほかの人のことも顧みなさい。」(ピリピ2:3,4)

自分のことばかり考えていてはいけないと。

もっとも、これは同時に、他者をほめることの重要性も教えています。

夫は妻を、妻は夫を、親は子を、子は親をほめているでしょうか。

友人を、奉仕してくれた兄弟姉妹をほめているでしょうか。

日頃、他者をほめることなく、

自分で自分をほめるより、人からほめられるようにしなさい。」(LB)

というみ言葉の実践はありません。

箴言 26:13-28

「薪がなければ火が消えるように、陰口をたたく者がいなければ争いはやむ。」(26:20)

前半部分は怠け者の言い訳。

「怠け者は「道に獅子がいる。広場に雄獅子がいる」と言う。」(13節)

「皿から口に食べ物を運ぶことさえ面倒くさがります。」(15節LB)

言い訳ばかりしていたら何もすることはできません。

それなのにも関わらず、学ぶ努力もせずに「彼らは大学の教授陣よりも自分たちの方が賢いと考える」(26:16MSG)と言います。

後半は、噂話(ゴシップ)の問題です。

噂話は自分で広げることだけでなく、聞こうとすることも問題だと聖書は言います。それは「腹の奥に下って行く。」(22節)と警告します。

火に薪をくべないこと。

それが聖書が教える知恵です。

「憎しみを抱く者も、表面は愉快そうにしています。でも信じてはいけません。うまいことを言われても油断しないようにしなさい。」(24,25節LB)

来週はクリスマス礼拝

12月も半分以上が過ぎました。昨日はクリスマスマーケット@Sakaeが無事行われ(たと信じて。これを書いているのは木曜日です)、本日アドベント第3週を迎えることができ感謝します!

来週はクリスマス特別礼拝、食事会、そしてキャンドルサービスが行われます。

食事会は実に4年振り。

今までの食事会とはまた違う新しい形を模索しながら、みんなでまた作っていければと思います。

イエスさまがお生まれくださったことを感謝し、福音を伝える機会となることを祈りながら備えていきたいと思います。

そして、、、剣ではなく愛を持って平和の君としてお生まれくださったイエス様が、憎しみと争いが続くかの地を癒してくださるようにと祈ります。

「ひとりのみどりごが
わたしたちのために生まれる。
ひとりのおとこのこが
わたしたちに与えられる。
主権はその肩にあり
その名は
不思議な助言者 力ある神
永遠の父 平和の君と呼ばれる。」
(イザヤ書9:6)

(小山晶子牧師婦人)

箴言 26:1-12

「自分を知恵のある者と思っている人を見たか。彼よりも、愚かな者のほうが、まだ望みがある。」(26:12)

箴言には賢い者の道と愚かな者の道が比較されています。

今日の箇所は特に愚かな者に焦点が当てられています。

私たちは悪に対しては注意をするのですが、愚かさに対してはあまり気にしない傾向があります。

箴言は、悪と同じように愚かさも破壊的だと警告します。

そしてその愚かさよりもさらに注意すべきは、「自分を知恵のある者と思っている人」だと言います。

キリスト教哲学者、パスカルは言います。

「懐疑論について疑いながら話す人は少ない。」

本当の愚かさは、自分が賢いと自惚れている人と言うのです。

聖書は言います。

「自分は何かを知っていると思う人がいたら、その人は、知るべきほどのことをまだ知らないのです。」(1コリント8:2)

今日は主の日。アドベント3週目。共に主に礼拝を捧げましょう!

箴言 25:14-28

「忍耐強く説けば、首領も納得する。柔らかな舌は骨を砕く。」(25:15)

古代社会において首領は人々に命令し、治める人であり、説得できる対象ではありませんでした。

しかし、そんな首領でさえ、忍耐強く語り続ければ、心を動かすと言います。

LBはこのように訳しています。

「小さな水のしずくでも、長い間には堅い岩をけずります。同じように、じっと忍耐していれば、柔らかい舌が堅い骨を砕くことになるのです。」

もちろん、私たちの話し方も大切です。

「忍耐の粘り強さは無関心を突き破る。穏やかな話し方は頑固な防御を打ち破る。」(MSG)

「怒りを遅くすれば、指揮官も聞き入れる。柔らかに語る舌は骨をも砕く。」(協会共同訳)

怒らず、忍耐強く、柔軟に語り続けることが、結果として人々の心を動かすと言います。

忍耐強く、穏やかに、クリスマスの本当の主人公であるイエス・キリストの福音を語り続けましょう。

箴言 25:1-13

「あなたは隣人と争っても、ほかの人の秘密を漏らしてはならない。」(25:9)

25章から29章まではソロモンの箴言と呼ばれます。

というのも1節にこう記されているからです。

「次に挙げるソロモン王の教訓は、ユダのヒゼキヤ王に仕えた人々が見つけ、書き写したものです。」(LB)

今日の箇所は、私たちの人生から正しくないものを取り除くように勧めています。

1.ずうずうしい態度を取らないこと。(6、7節)謙遜の勧め。

2.よく考えもせずに結論を出さないこと。(8節)

3.信頼を裏切らないこと。(9,10節)。

「噂は必ず広まる、そして誰もあなたを信用しなくなる。」(10節MSG)

適切な時に、的確に語られることばの力を私たちは過小評価すべきではありません。

「適切なタイミングでの適切な言葉は、オーダーメイドのジュエリーのようなものだ」(15節)