数週間前の教会学校の時間に、ひょんなことから人間の血管の長さはどれくらいかという話になりました。
改めて調べてみると1人の人間の血管(毛細血管も含めて)を繋ぎ合わせると実に10万キロメートル、つまり地球を二周半する長さだそうで、その距離をたった30秒で血液が一周しているのだということがわかりました。
まさに神業、これぞ神業。
わたしたちは頑張って自分で心臓のポンプを動かしているわけでもありません。
本当は生かされているのに、まるで自分たちで命をコントロールしているかのような表現に最近特に違和感を覚えます。
安楽死の合法化や、中絶を女性の当然の権利だと認めることなど、人権という心地よい言葉を使って本来は人が触るべきでない領域に踏み込んでゆく時代となり恐ろしさを感じています。
神は神であり人は人であるという大切な原則を見失う時、秩序が否定される風潮の現代において人はますます混乱していくことになるのだと思います。
聖書を信仰と生活の唯一の規範とするキリスト者にとって更に厳しい時代となることを覚悟しなければと感じる今日この頃です。
(小山晶子牧師婦人)