「しかし、イエスはもはや何も答えようとされなかった。それにはピラトも驚いた。」(15:5)
イエス様が沈黙されたのには理由がありました。
それは、イザヤ書53章に出てくる「苦難のしもべ」です。
「彼は痛めつけられ、苦しんだ。だが、口を開かない。屠り場に引かれて行く羊のように、毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない。」(7節)
イエス様はご自身をこの「苦難のしもべ」として示されました。
その姿は、バラバと比較することによって際立ちます。
バラバは典型的なユダヤ人の反逆者でした。
彼は暴力によって、ローマ帝国を破ることによって、神の国をもたらすことを心に決めていた人でした。
イエス様は暴動を扇動することもなく、静かに、私たちを救うために、十字架にかかって死ぬことによって、神の国をもたらされました。
今日は主の日。共に主に礼拝を捧げましょう!