「長老たちよ、これを聞け。この地に住む者もみな、耳を傾けよ。このようなことが、あなたがたの時代に、また先祖の時代にあっただろうか。これをあなたがたの子どもたちに伝え、子どもたちはその子どもたちに、その子どもたちは後の世代に伝えよ。」(1:2,3)
預言者ヨエルに関してよく分かっていませんし時代も厳密に特定することはできません。
ただこの時、いなごの襲来があったことは確かです。
預言者は、これを単なる悲劇としてではなく、神からの警告(Wake Up Call)として受け止めるように告げます。
なぜならこのいなごの襲来は、この後イスラエルに異国の軍隊が押し寄せてくることの前兆だったからです。
いなごの襲来がエルサレムの崩壊の警告だったように、この書は世界の終わりに対する警告でもあります。
その日は思いがけない時にやってきます。
いなごが襲来したように、エルサレムが崩壊したように、それは、予期せぬ時にやってきます。