「感謝のいけにえを献げる者はわたしをあがめる。自分の道を正しくする人にわたしは神の救いを見せる。」(50:23)
詩人は十戒に違反していると告発します。
特に、
「盗んではならない。」
「姦淫してはならない。」
「偽りの証言をしてはならない。」
という戒めに違反していると。
イスラエルの民は、口では十戒を暗誦していながらも、実際は、十戒に違反していました。
神はこの現状を黙認することはないと言います。
口先だけの信仰、形式主義者、神を忘れる道徳的悪者を、神は告発し、裁きを下されると言います。
「わたしがおまえと等しい者だとおまえは、思っていたのだ。」(21節)
とあるように、神は神であり、人は人であることを、謙遜に認める必要があります。
広い意味で、これは最後の審判に関する警告のようにも聞こえます。
神は言われます。
「神を忘れ去った者へ、最後のチャンスを与えよう。」(22節LB)
最後のチャンスはイエス・キリストです。