「ああイスラエルの救いがシオンから来るように。神が御民を元どおりにされるときヤコブは楽しめ。イスラエルは喜べ。」(53:6)
原文を直訳しますと、
「誰が与えてくれるか、シオンから、イスラエルの救いを」
となります。
「誰が与えてくれるか?」
これは大切な質問です。
「シオン」は、エルサレムにある神殿の丘のことです。
つまり、神の臨在の場所、そこから神が来られて、助け、祝福してくださいますようにという祈りの言葉です。
誰が「救い」を与えてくれるか?
神だけが「救い」を与えてくれるというのが答えです。
「神は天から人の子らを見下ろされた。」(2節)
と言います。
「しかし、神に背いていない人間などいません。人々は罪にまみれ、芯まで腐りきっています。正しい者は一人もいません。」(3節LB)
と言います。
罪を認めることができないことが、人間の根本的な問題です。
ですから神が行動を起こされました。
イエス・キリストを与えてくださいました。