「私は心からのささげ物をもってあなたにいけにえを献げます。主よあなたの御名に感謝します。すばらしい御名に。」(54:6)
「心からのささげ物」と訳された単語は、義務としてではなく、自発的に捧げるささげ物という意味があります。
7節をLBではこう訳しています。
「神はすべての苦しみから私を救い出し、敵を蹴散らしてくださいます。」
原文の動詞は完了形ですが、小林和夫先生は、これは「期待の確信を表す完了形」と説明しています。
要するに、現状はまだ何も変化していないように見えるのですが、神はすでに救い出してくださったということです。
これが、信仰の世界です。
私たちは、すでに起きた奇跡のゆえに神をほめたたえるだけでなく、まだ起きていない奇跡についても、すでに起きたかのように神をほめたたえるのです。
なぜなら、神は信実なお方であり、神が約束を果たしてくださることを私たちは知っているからです。