「私のたましいよ。目を覚ませ。琴よ。竪琴よ。目を覚ませ。私は暁を呼び覚まそう。」(57:8)
表題に
「ダビデがサウルから逃れて洞窟にいたときに。」
とあるように、1サムエル記22章がこの箇所の背景にあると考えられています。
ダビデがこの「洞窟の時」を乗り越えることができた理由の一つは、洞窟の中で確信をもって、賛美を歌うことができたからです。
ダビデの
「さあ、歌って夜明けを待とう。」(LB)
という姿勢は、獄中にいたパウロとシラスが、真夜中ごろ賛美を歌っていたという使徒の働き16章の内容を彷彿とさせます。
「歌って夜明けを待とう。」
という姿勢が、神の奇跡をもたらします。
ダビデは「洞窟にいたとき」に、この賛美の歌を歌いました。
夜明け前、まだ、何も見えない時に、ダビデはこの賛美の歌を歌ったのです。
そして、その賛美の歌声は世界中へと広げられていきました。
神の栄光は全地であがめられています。