詩篇 57:1-11

「私のたましいよ。目を覚ませ。琴よ。竪琴よ。目を覚ませ。私は暁を呼び覚まそう。」(57:8)

表題に

ダビデがサウルから逃れて洞窟にいたときに。

とあるように、1サムエル記22章がこの箇所の背景にあると考えられています。

ダビデがこの「洞窟の時」を乗り越えることができた理由の一つは、洞窟の中で確信をもって、賛美を歌うことができたからです。

ダビデの

さあ、歌って夜明けを待とう。」(LB)

という姿勢は、獄中にいたパウロとシラスが、真夜中ごろ賛美を歌っていたという使徒の働き16章の内容を彷彿とさせます。

歌って夜明けを待とう。

という姿勢が、神の奇跡をもたらします。

ダビデは「洞窟にいたとき」に、この賛美の歌を歌いました。

夜明け前、まだ、何も見えない時に、ダビデはこの賛美の歌を歌ったのです。

そして、その賛美の歌声は世界中へと広げられていきました。

神の栄光は全地であがめられています。

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