「それなのになぜ、主への誓いと、私がおまえに命じた命令を守らなかったのか。」(2:43)
シムイはサウルの家の一族の一人でした。
アブシャロムの反乱によってエルサレムを追われたダビデ王を呪った人物でした。
アブシャロムが死に、ダビデ王がエルサレムに戻る時に、シムイはダビデを迎えに下ってきて、赦しを求めました。
それで、ダビデ王は彼を赦しました。
しかし、ダビデ王は彼が脅威になると考えたのか、ソロモン王に彼を処刑するように命じました。(2:9)
ソロモン王がシムイに命じたことは、エルサレムから出て行ってはいけないということでした。
そして、エルサレムを離れたら死刑となることをシムイも受け入れました。
ところが、この箇所では何もなかったかのようにシムイがエルサレムを離れたことが記されています。
シムイは主への誓いと、王の命令を軽んじたのです。
神の御言葉を軽んじることがありませんように。