「このようにして、彼は神殿に内殿、すなわち至聖所を設けた。」(6:16)
神殿には至聖所が造られました。
それは、
「主の契約の箱を置くために設けた」(19節)
とあります。
「主の契約の箱」の中には、十戒の石板が収められていました。(8:9)
「主の契約の箱」の上に載せられたのは「宥めの蓋」(出25:21)、「恵みの座」(mercy seat)です。神はこう言われました。
「わたしはそこであなたと会見し、イスラエルの子らに向けてあなたに与える命令を、その『宥めの蓋』の上から、あかしの箱の上の二つのケルビムの間から、ことごとくあなたに語る。」(出25:22)
使徒パウロは、このことを念頭にしてこう言いました。
「神はこのイエスを、真実による、またその血による贖いの座とされました。」(ローマ3:25協会共同訳)
十字架の御業のゆえに、イエス・キリストこそ、「宥めの蓋」「恵みの座」だと言います。
人は、今、イエス・キリストを通して神と出会い、神の言葉を聞きます。