「アサは父祖ダビデのように、主の目にかなうことを行った。」(15:11)
アビヤム王の後を継いだのはアサ王でした。
列王記にはアサ王は肯定的に記されていますが、歴代誌には別の側面が描かれています。
アサ王は宗教改革を行い、ユダの人々を主に立ち返らせました。
そのため、しばらく戦いは起こりませんでした。
ところが、北イスラエルがエルサレムから約6キロ離れたラマの町を建設していることを知ると、アラムの王ベン・ハダドに銀と金を贈り盟約を結びます。
歴代誌を見ると、このことが預言者に指摘されます。
「あなたはアラムの王に拠り頼み、あなたの神、主に拠り頼みませんでした。」(2歴代16:7)
「主はその御目をもって全地を隅々まで見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力を現してくださるのです。」(2歴代16:9)
アサ王の計画は賢く、成功しました。
しかし、それは神への信頼の欠如を示していたことを私たちは知る必要があります。