「彼は銀二タラントでシェメルからサマリアの山を買い、その山に町を建て、彼が建てたこの町の名を、その山の持ち主であったシェメルの名にちなんでサマリアと呼んだ。」(16:24)
南ユダ王国はダビデ王朝が継続しますが、北イスラエル王国は、ヤロブアムの家がバアシャに滅ぼされ、バアシャの家がジムリに滅ぼされ、ジムリはオムリに滅ぼされます。
そして、オムリは北イスラエルの首都をティルツァからサマリアに移します。
サマリアは「山」とあるように、高地にあったので、要塞としてほぼ難攻不落でした。
このようにして、北王国は経済的繁栄を迎えます。
しかし、「ヤロブアムの道に歩み」と繰り返されます。
「ヤロブアムの道」、それは、神の道ではないということです。
自分の目にはよく見える道です。
しかし、聖書は警告します。
「人の目にはまっすぐに見えるが、その終わりが死となる道がある。」(箴言14:12)