「おまえたちは自分たちの神の名を呼べ。私は主の名を呼ぶ。そのとき、火をもって答える神、その方が神である。」民はみな答えて、「それがよい」と言った。」(18:24)
アハブ王はエリヤを「イスラエルにわざわいをもたらす者」(17節)と言いました。
エリヤははっきりと言います。
「災難の張本人はあなたのほうです。あなたもあなたのご一族も、主を捨ててバアルを拝んでいるではありませんか。」(18節LB)
エリヤは、問題はバアル信仰だと指摘します。
バアルは豊穣の神で、雨を降らせ、作物を育て、民に食物を与えるとされていました。
そして、天から火を送る神と考えられていました。
さらに、エリヤが提案したカルメル山はバアルの聖なる住まいとされていました。
どう見ても、バアルが神ならば、バアルの力を示すのに好条件でした。
問題は、バアルは神ではなく、自分たちの願いをかなえさせるために勝手に作り出した偶像だったということです。
主こそ神です。