「ちょうどそのころ、一人の預言者がイスラエルの王アハブに近づいて言った。「主はこう言われる。『あなたは、この大いなる軍勢を見たか。見よ、わたしは今日、これをあなたの手に引き渡す。こうしてあなたは、わたしこそ主であることを知る。』」(20:13)
聖書が私たちに繰り返し語っているメッセージはこれです。
「「神は高ぶる者には敵対し、へりくだった者には恵みを与えられる」のです。」(1ペテロ5:5)
この時、アハブ王がへりくだっていたかは分かりませんが、明らかに、ベン・ハダドは高ぶっていました。
しかも、彼は「酒を飲んで酔っていた。」(16節)と言います。
これに対し、無名な預言者の言葉にアハブ王は聞き従います。
その結果、イスラエルはアラムの軍隊を打ち破ります。
「一人の預言者がイスラエルの王アハブに近づいて言った」
という事実は、神の憐れみの深さを感じます。
神は罪に罪を重ねるイスラエルの民さえも顧みてくださる恵み深いお方です。