「正義と誠実を追い求める者は、いのちと正義と誉れとを得る。」(21節)
「誉れ」と訳された言葉は、「栄光」という意味があります。ですから、「正義と誠実を追い求める」ことこそ、「栄誉ある生き方」と言えると思います。「誠実」と訳された言葉は、「ヘセド」という旧約聖書のキーワードで、新改訳では一般的には「恵み」と訳されます。「あわれみ」「親切」「真実」「変わらない愛」「尽きることのない愛」という意味があります。LBではこう訳しています。
「正しく思いやりのある者になろうとする人は、充実した生活を送り、人からもほめられます。」
ただ正しい生き方ではなく、思いやりも必要です。神様は義なるお方であると同時に、恵み深く、やさしいお方です。私たちも正しいだけでなく、思いやりのある者になろうと追求することが求められています。そうするならば、「いのちと正義」、「栄誉ある生き方」を得ることが出来ると言います。