「そのころ、主の使いがティシュベ人エリヤに告げた。「さあ、上って行って、サマリアの王の使者たちに会い、彼らにこう言え。『あなたがたがエクロンの神、バアル・ゼブブに伺いを立てに行くのは、イスラエルに神がいないためか。」(1:3)
北イスラエルの王、アハズヤは、屋上の部屋の欄干から落ちて重体に陥った時、「ハエの神」(バアル・ゼブブ)に治るかどうか尋ねるように使者たちを遣わします。
困難な時に何に頼るかが、その人の信仰を表します。
アハズヤ王はまことの神を忘れて人間が作った「ハエの神」を信奉していました。
そんな王の使者たちに神はエリヤを遣わし、裁きを宣告します。
裁きの宣告は立ち返るためです。
神は言われます。
「しかし、悪しき者でも、自分がしている悪事から立ち返り、公正と義を行うなら、彼は自分のたましいを生かす。彼は反省して、自分のすべての背きから立ち返ったのだから、必ず生き、死ぬことはない。」(エゼキエル書18:27,28)