「わたしはこの都を守って、これを救う。わたしのために、わたしのしもべダビデのために。」(19:34)
ヒゼキヤ王の祈りの答えは奇跡であるだけではなく歴史です。
「こんな奇跡が起こることなどありえない」と多くの人々は考えていました。
しかし1830年、英国人のテイラー大佐がプリズムを入手し、その記述を解読することによって、それが歴史的事実であったことが判明しました。
「センナケリブの角柱」とも呼ばれるテイラープリズムにはこう記録されていました。
「ユダヤ人ヒゼキヤに関して言えば(中略)彼自身は、私が王都エルサレムにかごの中の鳥のように閉じ込めた。私は彼を見張り所で取り囲み、誰も彼の町に出入りができないようにした。」
この記録は考古学者に注目されています。
セナケリブ王はエルサレムを包囲し、誰も出入りが出来ないようにしたにも関わらず、それ以上のことは記録されていません。
これは彼がエルサレム攻略に失敗したことを意味します。