「こうして、彼は祭司ヒルキヤが主の宮で見つけた書物に記されている律法のことばを実行した。」(23:24)
ヨシヤ王が宗教改革を始めた4年後、預言者エレミヤは、神様からの召命を受けて悔い改めのメッセージを語り始めます。
エレミヤとヨシヤ王は、ほぼ、同い年でした。
祭司ヒルキヤが「律法の書」を見つけたと書いてありますが、エレミヤの父の名も、ヒルキヤでした。
同一人物だった可能性はあります。
ヨシヤ王とエレミヤの宗教改革は、長くは続きませんでした。
13年間でした。
結局、南ユダ王国も滅ぼされ、バビロンに捕囚されていきます。
しかし、ユージーン・ピーターソンは、ヨシヤ王とエレミヤの宗教改革が「神の民」を形成し、この後の滅亡、捕囚と言う過酷な状況にあったユダヤ人たちが生き残り、繁栄していく要因となったと言います。
聖書の御言葉を土台とした宗教改革が、神の民を礼拝の民、愛の民とし、この後500年という年月を耐え抜く力を与えたと指摘します