「私は、日の下で行なわれたすべてのわざを見たが、なんと、すべてがむなしいことよ。風を追うようなものだ。」(14節)
伝道者の書を読む上で大事なキーワードは「日の下」です。それは、「神様の現実をぬきに考えると」と言うことです。もし、神様を抜きに考えるならば、確かに、すべてのことが意味を見失い、むなしいことばかりになっていってしまいます。ですから、神様は私たちに「日(sun)の下」ではなく、「御子(Son)の中」で生きるように語ります。イエス・キリストの中に答えがあるからです。この世の知恵には限界があります。伝道者は言います。
「実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す。」(18節)
人類は知識を増やせばあらゆるものが解決できると考えました。しかし、聖書が伝えていることは、神を認めることがまず大事だと言うことです。