ホセア書 1:1-2:1

「あなたがたはわたしの民ではない」と言われたその場所で、彼らは「生ける神の子ら」と言われる。」(1:10)

ホセアが活動した30年ほどの間に、イスラエルの国は、王朝が4度も代わり、政策もアッシリアとエジプトの間で揺れ動いていました。

そんな中、イスラエルの民は、豊かさを約束する、バアル神へ傾倒していきました。

ホセアは、預言活動の初期、不道徳な女性、ゴメルと結婚し、その子どもたちに不思議な名前をつけるように命じられます。

「イズレエル」は場所の名前で、王朝の滅亡を暗示しました。

「ロ・ルハマ」の「ロ」は否定で、「ルハマ」は「憐れみ」で、「憐れみはない」という意味です。

「ロ・アンミ」の「アンミ」は「私の民」で、「私の民ではない」という意味です。

これは、偶像礼拝をやめないイスラエルの民を神が捨てられることを示唆する内容でした。

しかし、神は懲らしめの後、謙らされた後に、「生ける神の子ら」となると言います。

人は、自我が砕かれることを通して神の民になります。

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