「彼らは主の地に住むことはない。エフライムはエジプトに帰り、また、アッシリアで汚れた物を食べる。」(9:3)
申命記28章以下に記された祝福と呪いの契約が示す通り、北イスラエルの民が捕囚されることがここで宣告されています。
イスラエルの民がエジプトの地で奴隷であったように、アッシリアの地で奴隷となることが宣告されました。
それは、北イスラエルの民が神との契約を破り、神に背いて異教の神々を礼拝したからであることが明言されています。
要するに、捕囚は罪の結果ということです。
それはつまり、捕囚からの帰還は罪の赦しということです。
ただし、捕囚状態はクロス王の勅令によって民が帰還を果たした後も続いていました。
本当の意味の捕囚の終わりは、イエス・キリストが「ユダヤ人の王」として十字架にかかられた時に起こりました。
「罪の赦し」は、イエス・キリストが「ユダヤ人の王」として十字架にかかられるまでもたらされることはありませんでした。