「私はそれを人間から受けたのではなく、また教えられたのでもありません。ただイエス・キリストの啓示によって受けたのです。」(1:12)
使徒パウロが問題にしていることは、「福音」の内容ではなく、どこから来たかということです。
パウロは、伝承や伝統からではなく、イエス・キリストからの直接啓示だと言います。
「伝承」や「伝統」は、私たちを守る側面もありますが、私たちを見えなくさせる側面もあります。
「伝承・伝統」に目隠しされてしまったパウロは、深く考えることもなく、自分が教えられてきた「伝承・伝統」と違うキリスト教会の迫害者となってしまっていたと言います。
私たちも、そんなことがあるのではないでしょうか。
深く考えることもなく、「伝統だから」「そう教えられたから」ということで、「それらに反する」というだけで、攻撃しているということはないでしょうか。
伝統や伝承ではなく、聖書が何と言っているかが、私たちの人生を変えます。