「これだけは、あなたがたに聞いておきたい。あなたがたが御霊を受けたのは、律法を行ったからですか。それとも信仰をもって聞いたからですか。」(3:2)
パウロが確かめたかったこと、それは、「クリスチャンとは何か?」ということです。
「律法を行なった」という意味は、ユダヤ人のしるしである割礼を受けたとか、食物規定や安息日律法を守ったという意味です。
つまり、「クリスチャンのしるしは、ユダヤ人のしるしでしょうか?」というのがパウロが確かめたい内容です。
パウロは、「御霊を受けた」こと、つまり、キリストを信じることを通して聖霊の恵みに預かっていることこそが、クリスチャンの本当のしるしだと言います。
生ける神が私たちの内に住んでくださっているという生きた信仰は、信仰をもって聖書の御言葉を聞くことなしには生じません。
昔から教会で祈られてきたように、
「Veni, Sancte Spiritus」
「聖霊様、来てください」
と日々、祈ることが大切です。