「ここには比喩的な意味があります。」(4:24)
この箇所で使徒パウロは、旧約聖書の創世記16章に出てくる内容を「比喩」的に解釈して語っています。
つまり、「字義通り」の解釈ではなく、「隠れた意味」があると言うのです。
聖書学者のゴードン・フィーは、パウロがこの箇所を
「『聖書をどう扱うか』の例として私たちに提供するために書いたわけではない」
と指摘します。
つまり、この箇所におけるパウロの聖書の使い方は、「特殊」だというのです。
この様な比喩的解釈法を、一般的に聖書を解釈するのに用いていたとは考えてはいけないというのです。
聖書を解釈する時は、字義的に、すなわち、著者が何を意図して書いているかを考える必要があります。
自分の思いを読み込めば、何とでも解釈できてしまうからです。
聖霊に導かれた聖書記者が何を言おうとしているのか、それを読み取ることが大切です。
今日は主の日。共に主なる神に礼拝を捧げましょう!