「キリストは、自由を得させるために私たちを解放してくださいました。ですから、あなたがたは堅く立って、再び奴隷のくびきを負わされないようにしなさい。」(5:1)
「奴隷のくびき」とは、パウロに反対していたユダヤ主義者の教え、「割礼を受けてユダヤ人にならなけれならない」という教えです。
パウロは、ユダヤ人のしるしであった「割礼」を受けてユダヤ人になるというなら、儀式だけではなく、旧約聖書全体を守る義務が生じると言いました。
しかしそれは、イエス・キリストの十字架の御業を無効にする行為であり、「イエス・キリストを削除すること」と同じだと言います。
私たちは自分自身や自分の属する共同体の足りなさに不満や不足を感じ、この地上に理想を実現しようと頑張ります。
しかし、私たちが必要なのは、理想への無謀な飛躍ではなく、イエス・キリストです。
「あなたがたは堅く立って、再び奴隷のくびきを負わされないようにしなさい。」