「しかし私は主よあなたに祈ります。神よみこころの時にあなたの豊かな恵みにより御救いのまことをもって私に答えてください。」(69:13)
13節を直訳しますと、こんな感じになります。
「しかし私は、私の祈りはあなたに。主(ヤハウェ)よ。恵みの時。神よ、あなたの豊かな信実の愛によって、私に答えてください。あなたの救いのまことによって。」
「しかし私は」という言葉は強調されています。
詩人は、嘲られ、笑いものにされている状況で、「しかし私は」主なる神に祈ると言います。
その土台は、契約を守られる神の信実の愛です。
これは、イエス様の模範に従うことでもあります。
「イエスはその話している言葉を聞き流して、会堂司に言われた、「恐れることはない。ただ信じなさい」。 (マルコ5:36口語訳)
嘲りの言葉に晒されても、笑いの種にされても、それを聞き流して、ただ信じ、祈る、そこに神の御業が現されます。