「もし斧が鈍くなったとき、その刃をとがないと、もっと力がいる。しかし知恵は人を成功させるのに益になる。」(10節)
新共同訳はこう訳しています。
「なまった斧を研いでおけば力が要らない。知恵を備えておけば利益がある。」
学ぶことは大切なことであり、継続的なものです。LBはこう訳しています。
「斧の切れ味が悪くなると、力ばかりいるようになります。そんな時には、頭を働かせて刃をとぐことです。」
斧の刃をとぐ時間は、無駄に見えるかもしれませんが、大きな益をもたらします。同じように、学ぶ時間は、無駄に見えるかもしれませんが、大きな益をもたらします。学べば学ぶほど、知らないことに気づき、私たちの生き方にも変化をもたらします。12節には、こう記されています。
「知者の口の言葉は恵みがある、しかし愚者のくちびるはその身を滅ぼす。」(口語訳)