「また、サルディスにある教会の御使いに書き送れ。『神の七つの御霊と七つの星を持つ方が、こう言われる──。わたしはあなたの行いを知っている。あなたは、生きているとは名ばかりで、実は死んでいる。」(3:1)
サルディスは山岳地帯にある小アジア最大の町でした。
切り立った岩壁に囲まれていたため、難攻不落の町だと言われました。
ところが、それがかえって罠となりました。
自信過剰になり、防護を怠ったのです。
サルディスの教会も、不道徳や、間違った教えの問題はありませんでした。
しかし、「名ばかりで、実は死んでいる」状態だったのです。
ビリーグラハムがある神学者にこんな質問をしました。
「今日のアメリカの教会で、一番の危険は何でしょうか」
彼はこう答えました。
「いのちを失った伝統です。正しいのですが、いのちがないのです。」
キリストとの人格的な関係を築こうとしなければ、「名ばかりで、実は死んでいる」と、イエス・キリストは言われます。