「人は長年生きて、ずっと楽しむがよい。だが、やみの日も数多くあることを忘れてはならない。すべて起こることはみな、むなしい。」(8節)
LBはこう訳しています。
「長生きしている人は、一日一日をぞんぶんに楽しみなさい。ただし、永遠と比べたら、地上のことはみな空しいことを覚えておきなさい。」
この地上での歩みは、風を追うようなもので、一時的であるということを心にとどめる必要があります。それで、次節で伝道者はさらにこう言います。
「若い人よ。若いことは実にすばらしい。四六時中、青春を謳歌しなさい。したいことは何でもしなさい。欲しいものは何でも手に入れなさい。しかし、自分のしたことはみな、神様の前で申し開きをしなければならないことを覚えておきなさい。」
結局のところ、この地上においても、永遠の神の国と神の義をまず第一に生きること、それが伝道者が伝えたいメッセージです。