「それから、天にある神の神殿が開かれ、神の契約の箱が神殿の中に見えた。すると稲妻がひらめき、雷鳴がとどろき、地震が起こり、大粒の雹が降った。」(11:19)
「天にある神の神殿が開かれて、契約の箱が見えた」
というのは、旧約聖書では考えられない内容です。
旧約聖書では、年に一回だけ、大祭司だけがいけにえを携えてのみ見ることができた光景でした。
契約の箱が意味しているのは、もちろん、神と人との契約、約束です。
つまり、この箇所は
「神の約束は永遠に変わらない」
ということを意味しています。
神の神殿が開かれたということはまた、神との交わりを意味しています。
天は今、開かれています。
キリストが十字架にかかられ、「完了した」と叫ばれたとき、神殿の幕は、すでに上から下に真二つに裂けました。
「ですから私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、折にかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」(ヘブル4:16)