ヨハネ 1:29-42

「その翌日、ヨハネは自分の方にイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の子羊。」(1:29)

子羊の規定は、出エジプトの時に、神がイスラエルの民に与えたものです。

エジプトの奴隷生活から、イスラエルの民を脱出させるために、神は十の災害をエジプトにもたらしました。

その最後の災いが、初子の死でした。

しかし、子羊の血を、家の門柱とかもいに塗った家は、滅す者が過ぎ越して行きました。

ここから過越(pass-over)の祭りが始まります。

イエス様が十字架にかかられたのも、この過越の祭りの時でした。

過越の祭りでは、この出エジプトの出来事を覚えて、子羊が屠られます。

その子羊が屠られる時に、イエス・キリストは十字架で死なれました。

それは、まさに、イエス・キリストがこの過越の子羊として、「世の罪を取り除く神の子羊。」として死んで下さったことを意味しています。

イエス・キリストこそ、本物の過越の子羊だったということです。

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