「こう言ってから、彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。」(20:22)
「息を吹きかけて」と言う単語は、新約聖書ではここでしか使われていません。
しかし、七十人訳では6回使われています。
その一つは、創世記2:7です。
「神である主は、その大地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。それで人は生きるものとなった。」
まさに、この場面が、イエス・キリストがなされたことでした。
イエス・キリストは、新しい世界をもう一度創造されただけでなく、もう一度人にいのちの息を吹き込まれ、新しい命に生きる者とされたということです。
ロイドジョンズ博士は、イエス様が「聖霊を受けなさい」と語られた時に、弟子たちは実際に聖霊を受けたんだと主張します。
「全能者の息の吹きかけが人間にいのちを与え、古い世界を始められたように、大能の救い主の息の吹きかけが、その宣教にいのちを与え、新しい世界を始められた。」(M.H.)