ヨハネ 20:24-31

「トマスはイエスに答えた。「私の主、私の神よ。」」(20:28)

トマスの信仰告白の言葉は、明確に、イエス・キリストを「神」として描写しています。

イエス様は三位一体なる神の第二位格です。

トマスは、確信を持って宣言しました

「あなたは私の主であり、私の神です。」

ヨハネの福音書を読んだ初代教会のクリスチャンたちにとって、この響きは、現代の私たちと違った響きだったと思います。

なぜなら、ローマ皇帝(ドミティアヌス)が、自分自身を「主であり、神」と呼ぶことを求めていたからです。(スエトニウス、Dom.13)

皇帝崇拝を強要される中で、皇帝ではなく、イエス・キリストこそが、

「あなたは私の主であり、私の神です。」

と告白するトマスの姿に、初代教会のクリスチャンたちは励まされたのだと思います。

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