「モーセは、主と語るために会見の天幕に入ると、あかしの箱の上にある「宥めの蓋」の上から、すなわち二つのケルビムの間から、彼に語られる御声を聞いた。主は彼に語られた。」(7:89)
「宥めの蓋」は「恵みの座」(Mercy Seat)とも呼ばれますが、契約の箱の蓋のことです。
ローマ書にこのように記されています。
「神はこのイエスを、真実による、またその血による贖いの座とされました。」(3:25聖書協会共同訳)
つまり、イエス様こそ、この「宥めの蓋」だと言います。
父なる神は、今、御子イエス・キリストによって私たちに語られます(ヘブル1:2参照)。
モーセが会見の天幕に入り、「宥めの蓋」の上から神の御声を聞いたように、私たちもイエス・キリストの御名によって祈り、聖書の御言葉を開くならば、神は語られます。
イエス・キリストの十字架の血潮は隔ての壁を打ち壊しました。
今、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づくことができます。(ヘブル4:16)