「人間は、自分のために神々を造れようか。そんなものは神ではない。」と。」(20節)
LBではこう訳しています。
「神を作ることが人間にできるでしょうか。人間の作る神々は本物の神ではありません。」
人間が作る神々は、聖書的には神ではありません。聖書に出てくる神の名は「YHWH」で、それは英語の「BE動詞」にあたり、存在を意味します。つまり、自立自存の神という意味があります。ですから、何か原因があって存在したものは、聖書の定義では神とは呼べないのです。人間が作り出したものは、神とは呼べません。しかし、いつの時代も人間は神々を作ろうとします。自分に都合のよい神々を作り出そうとするのです。しかし、聖書ははっきりと、
「そんなものは神ではない」
と言います。
私たちは、自分の理想の神々を考え出すのではなく、神の言葉である聖書からまことの神を学ぶ必要があります。